2002-11 clank case and end plate
第２作目のスタートです。
今度のエンジンはBobさんのシルバーエンジェルです。
４サイクルイグニションスパークエンジンです。排気量は約６ccです。
例によって図面とスパークプラグその他いくつかの特殊な部品を送ってもらいました。はじめにメールを書いてから約１０日ですべて届きました。
The second one is Mr.Bob Shores' Silver Angel.
I got the drawings and some special parts from him.
まずクランクケースからはじめました。材料は東急ハンズの材料売場に時々出る端材を買ってありました。ジュラルミンですが端材ですのでかなり安く手に入りました。大きめですので50*50*58mmにバンドソーで切り出しました。左側手前が使う部分です。
First step is making clankcase.
I used 2017 duralmin which I bought at junk market.
次は端面仕上げとボーリングです。50mmもの深さをボーリングできるバイトは持っていませんので１４mm快削鋼と6mmドリルロッドでバイトを作りボーリングしました。
I made a big boring bar for boring the clankcase.
次はクランクシャフトとシリンダー取り付け面の直角出しです。イケールを持っていませんので４mm厚さのアルミアングル２つで挟み込むようにし端面を削り直角出しをしました。
To make right angle between crankshaft and cylinder I used two angles of
aluminum.
次はエンドプレートの作製です。エンドプレートにはベアリングが焼きばめされます。２００度くらいに加熱したときにどの程度熱膨張で内径が拡大するのかわかりません。単に膨張係数と内径と温度変化をかけるだけでいいのかどうかわかりませんので実験しました。熱伝対を利用した秋月のキットから作った温度計とノギスを使って計測しました。結果は２００度内径２０mmでほぼ０．１mm拡張し計算値とほぼ一致しました。
The experiment of thermal expansion.
クランクケースの面取りですアングルバイスにセットして削りました。両端にはエンドプレートがねじ止めされていて、これも一緒に削っています。
Milling the crankcase using the angle vise.
完成したクランクケースとエンドプレート。片方のエンドプレートには既にボールベアリングが焼きばめしてあります。
Cｒank case and two end-plates, one of them has a ball bearing fixed by
thermal expansion.
