2002-12 cylinder and cylinder liner and head
シリンダーのフィン削りです。深さと間隔が揃わないと格好悪くなってしまいます。深さはダイアルゲージを使って一定にしました。ダイアルゲージの指針は０になっています。２つ目のフィンの深さが目的の位置に到達したわけです。
Cylinder fin is cut using the dial indicator.
送りは刃物台に磁石で止めたノギスで計測しています。
The distance between the fins are measured by digital caliper fixed on the table by magnet.
フィンの完成です。
Fin shaping is accomplished.
このあとシリンダー内径を穴ぐりします。穴ぐりを終えた状態です。シリンダー内径は２１．９８mmに仕上げました。(シリンダーゲージをはじめて使いました。）
Inner diameter is 20.98mm.
シリンダーライナーの 削り出しです。２５mmの快削鋼から 削り出しました。
Cylinder liner was turned out from leaded steel bar.
シリンダーライナーのボーリングが終わったところです。内径は１９．００mmにしました。
Inner diameter of the cylinder liner is 19.00mm.
外径は２２．０３mmといったところでしょうか。焼きばめ代は０．０５mmになりました。
Outer diameter of the cylinder liner is about 20.03mm.
Thermal expansion of the cylinder is expected about 0.05mm
I think it will be good.
ここで問題発生です。定盤の上に枡形ブロックを置いてけがきをしているとブロックがカタカタと動いてしまうのです。さらによーく見ると枡形ブロックの辺が直角ではないこともわかりました。
At this point I found that the v-block is not perpendicular to the surface of the flat plate and move on the surface.
このままではどちらも使い物にならないので思い切ってすりあわせをしてしまいました。定盤が三つあるはずもないので仕方なくブロックと定盤をすりあわせてしまいました。すりあわせをしているところです。とりあえずこの後は定盤に薄く油引きをするとブロックが張り付くようにはなりました。
Lapping the surface plate.
次はシリンダーヘッドです。ここにはプラグをしめるためのボックスレンチが入る１２．５mmの底の平らな穴をあけなければなりません。こんなサイズのエンドミルは持っていませんので「ミニ旋盤を使いこなす本」に載っているピンドリルを作りました。試しに快削鋼で作ってみましたが、きれいには出来ましたが全く切れませんでした。やはりドリルロッドで作らなければだめでした。結構よく切れて大満足です。
I made a pin drill for boring the hole for spark plug.
作ったピンドリルで穴をあけています。
Boring with the pin drill.
１．８mmのエンドミルを使ってフィンをカットしています。
Fin cutting with a 1.8mm endmill.
完成したシリンダーヘッドと失敗作です。
One successful and two failed.
シリンダー、ライナー、ヘッドです。
Cylinder, cylinder liner and cylinder head.
