今回はクランクシャフトとカムシャフトを支持するサポートプレートです。
ただ単にベアリングを支持するだけの簡単なものです。
色々試したため時間がかかりました。

This time I made support plate.
It is simple but I tried some thing, so I took slightly long.

材料の切り出しです。6t　2017から切り出しました、 Cut the material, 2017.

ベアリングハウジング部を切削しています。 カムギアーどおし、　クランクシャフトとカムギアーがそれぞれ咬み合うので精度はうるさいです、ちょっと前に見つけたボーリングバーで切削しました。　前にも書きましたがこのボーリングバー優れもので、0.01がごく簡単に管理できます。 ベアリングが軽圧入できるサイズに簡単に切削できました。 道具の良さを実感します。 Boring the bearing housing using the boring bar. This is very sharp and accurate.

ボーリングバーのダイアル調整をしています。対辺距離が6.2㎜です。 メトリックのスパナが使えません。たぶん1/4インチ（6.35ｍｍ）のスパナなら使えそうですが持っていません。と言うことで端材でこんなの作ってみました。 こんなやっつけ仕事で作ったものでもあると無いとでは大違いでした。 I turned the screw with this tool. It is very rough but convenient.

と言うことでCNCフライスでスパナを作りました。 切削が終わったところです。 I made spanner with CNCmilling machine.

鍋CADで図面を書き，DXFファイルを書き出し、USBCNCで切り出しました。 I make the drawing with CAD and process the DXF file and milled out.

こんな感じで使えます。 非常に使いやすくなりました。 この後1/4インチのスパナも買ってみましたが6.2ｍｍのところに6.35㎜は遊びがあり使えなくはありませんが、このほうがずっと使いよいですね。 It is very easy to use.

16Φのベアリングハウジング部の切削をどうするかなどで、なかなか手が進まず、結局一個目ができるまで数週間かかってしまいました。 ギアーケースにセットしたところ、緑矢印で示す穴位置が微妙に合いません。 Ý軸距離を左側の穴と同一と勘違いして開けてしまったようです。 1㎜ほどずれています。 気に入らないので作りなおしました。 段取ができていますのではじめたら半日もかからずできました。 In the first trial one, I mistook the position of the hole indicated by green arrow, I made another one, In first trial it took over a few weeks but in the second case I took only a few hours.

スパナ作りでCNCが意外と精度良く動いてくれたので、サポートプレート自体もCNC切削してみました。CNCだと緑矢印で示すネジの頭用のふくらみなども簡単に作れます。 もっともこのプレートはCNC切削の設定間違いでベアリングハウジングが貫通してしまいました。深さ4㎜を6㎜に設定してしまいました。 When I made spanner with cnc milling machine, this machine showed the accuracy than I expected, I tried to make support plate with it. Using CNC machine, it is very easy to mill out the round process,

精度を期待したのですが、本来は円弧切削で全部切除されているはずの穴が一部残っています。計測すると16.00㎜になるはずなのですが15.85～90ｍｍ位に切削されています。 これではベアリングは入りませんね。 私の機械ではベアリングハウジングの切削は無理のようです。 この穴を頼りにもう一度手作業で追加切削は非常に手がかかります。 プログラム間違いで貫通してしまっていて、なおしようがないのであきらめがつきました。 I thought it worked accurate but it was not so. The drill hole should be milled out, but it remains, By my CNC machine, it is impossible to mill the bearing housing.

失敗2つと成功した一個です。 one success and two failed

こんな感じでギアーケースにセットされます。 In the gear case

追補

CNCで切り出したものもベアリングハウジング部は何となくベアリング入りそうな気がしたので、深さを間違えてしまった設定を訂正し、刃物を新品に交換して再度挑戦してみました。切削が終わったところです、

手動で作ったものと並べています。手動のものはベアリングがクスンと入ってしまいます。 やや緩い感じです。 CNCのものはそのままでは入りません。

バイスを使って圧入してみました。 ぎゅーではなくクイッと入るくらいです。 ちょうどよい硬さのような気がします。 外径とハウジングはほぼ同寸くらいな感じです。

外すためのビスです。

こんな感じでビスを締めこむと外れてきました。 ほぼ狙い通りの硬さのような気がします。 CNCも十分使えそうです。 ただビスの位置とハウジングの位置のわずかなずれはこのプレートでも起きてしまいました。どうして起きるのかわかりません。 この後実際に歯車をセットしてバックラッシュもみましたが、軸間距離は問題ないようです。

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