今回は前回作ったクランクシャフトにギアーとプロペラドライブハブを固定するためのマシンキー溝彫りです。
プロペラハブは3X3X10mm の既製品が使えますので、キースロッターを作ればOKです。
ギアー側はキー溝を掘るスペースが非常にうすいので1X1X4mmのキーしか使えません。
キーとカッターを作りました。

This time I cut the slot for machine key on the crank shaft.
The slot for propeller hub is 3X3X10mm and I could get the key from maker easily but for the gear is 1X1X4mm and I had to make the key and key slot cutter.

3mm幅のスロッターです。 今回は旋盤を使ってきってみました。 シャンクは12φです。 Key slot cutter for 3mm width key.

端材で練習。 うまく切れます。 rehearsal. good!

これが1X1X4mmのキーです。 ピンと飛ばしてしまったらもう見つからないでしょう。 非常に神経を使いました。 !X1X4mm handmade machine key. It is very small and I had to be very careful to handle it.

キースロットカッターです。 Key slot cutter

刃先側から見てます。 Front view.

練習で切って見ました。10倍の顕微鏡で見ています。 きれいに切れているようです。 Rehearsal. Under the microscope (10X), it is good.

キーを入れてみました。 ぴったり入ります。 これなら大丈夫そうです。 With key. It will be OK.

ギアーにキー溝をきっています。 Cut on the gear.

二つとも切れました。 finished.

プレペラハブの固定です。 こちらは大きいし既製品ですので気が楽です。 Fix the prop hub.

顕微鏡下で1x1x4mmのキーの面取りなどをするのに手持ちではうまくできません。 micro machine shop に載っていたハンドバイスをまねして作ってみました。 赤矢印部は左ネジになります。 M5P0.8の左ネジダイスは持っていません。 買うとなると高いです。 それなら旋盤で切ろうということになりました。 普通旋盤なら送りを逆に簡単にかけられますが4φは7インチのスクロールチャックでは把持で来ません。 サカイML360は逆送り装置がありません。 仕方ないのでサカイの旋盤用の逆送りアタッチメントを作りました。 To file and adjust the small key, it is very difficult to hold it by the hand. I made hand vise according to the micro machine shop. It needs counterclockwise screw. I have no dies for it. So I cut thread by the lathe but my bench lathe has no reverse sending. I had to make attachment for it.

アタッチメントと言えばいえますが、要するに遊び歯車を一個入れればOKです。 2段目のギアーのシャフトを利用して一段ギアーを追加しました。 これで左ネジも切れます。 Free gear for reverse sending.

こんなふうに一個適当なギアーを入れればきれます。 歯数は関係なし。一個間に入れば大丈夫。 ほかに当たらないような使っていない歯車を一個かませるだけです。 one additional free gear is enough for this purpose.

裏から見るとこんな感じです。 もともと２ｍｍ厚さのワッシャーを入れるようになっていますのでその代わりに2mm軟鋼板で作った把持用部品の追加をするだけです。 Back side.

ハンドバイスが完成したかに見えました。 赤矢印で示す角の逃げを取りませんでした。 このため口金と受け金の間にわずかですが隙間を作ってしまいました。 ここで遊びができて口金先端が左右にわずかに振れてしまいます。 hand vise. I set no relief on the corner, so there is a small play in this area and it make bigger play on the mouth.

いろいろ考えてこの部分にピンを入れました。 これで完璧です。 I added the pin. It became perfect.

こんな感じで把持できます。 加工がぐんと楽に正確にできるようになりました。 ちなみに部材はジュラルミンで作りました。 これなら鋼材を傷つけずに把持できるでしょう。 I used like this picture, It is very good. The jaw was made by 2017 duralmine not to damage the steel key.

こんな感じでピンが入ります。 これなら相当トルクがかかっても大事丈夫そうです。 set on the crank shaft.

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