ハイテンションコードの絶縁ブーツを作るためのアルミ型枠です。当初はミノムシクリップの絶縁ブーツを利用しようかと考えたのですが、当工房のアドバイザリースタッフ（要するによく遊びに来る友人）のTetsuyaさんの強い勧めでちゃんとしたものを作ることになりました。
油粘土で型を取っています。もとの型は既製品です。（MjN製です）
シリコン型が完成しました。
ギボシ端子にコードを半田付けし型にセットしました。この後二つの型をネジ止めし注射器で樹脂を注入します
出来上がった試作品です。本物はウレタンで作りました。撹拌、脱泡、硬化温度など分からないことばかりで非常に苦労しました。
備忘録：
基剤と硬化剤は１：１（0.01g電子天秤で計量）
トナーは重量比で基剤の１％、基剤に混合。
撹拌は３分間、脱泡は２０００回転２分遠心分離、
注入は注射器を使って３分くらいかける。量は約２cc。型のエアー抜き穴を最上部にして傾かないように注入。
硬化は約３８度２４時間
脱泡後撹拌に使った容器に戻すと硬化不良をおこす。またシリコン型も４８時間位硬化させないとウレタン樹脂の硬化不良（表面がべたつく）を招来する。どちらも６０度５時間以上の加熱で改善は得られない。etc・・・・・
本体です。こちらは慣れた作業ですんなり完成。
話は変わります。ダイレクトマウントのスクロールチャックを購入しました。約０．０４センターぶれがありました。KEKEさんにお願いしてなおしてもらいました。ツールポストグラインダー、爪を外にひくアタッチメント、０．００１mmのダイアルゲージです
爪を削っています。全ての爪が砥石に当たるようになると規則的な音がするようになり分かります。最終的に０．０２ｍほどけずりました。
テストバーとミクロンが測れるインジケータ（名前を知りません）で計測しました。振れは５ミクロン以下になりました。本来なら生爪を使うのでしょうが、持っていないので全ての作業をこれでこなしてしまっています。
