2012-5-14 trouble shooting-2

新しく組み付ける部品の度にトラブル続出です。連休中には回るかと思っていたのですがとても無理でした。3年もかかっているので1ヶ月くらいはどうと言うことはありません。一つずつ確実に・・・・ですね。

In every new steps, I encountered new problems. In the beginning of May, I intended to run this engine but .
It has already passed 3 years, so 1month late is a little problem.
I solved them step by step

ガスケット、18枚必要になりそうだったのでカッターを作りました。

I made gasket cutter.
こんな感じで打ち抜きます。きちっと出来るので気持ちがいいです。


I cut them with accuracy.
後は中を抜けば完成です。

この後結局0.5mmテフロンで全部作り直しました。

カッターがあるので材質変更は何の苦にもなりません。


I made another 0.5mm Tefron gaskets and I will use them.
度々分解組立が必要です。カムリングの位置決めはカムリング0°の所に製作時に原点確認のため印が付けてあります。この点を1番シリンダーの中央から7°にセットすれば給排気タイミングが適正になります。


I did assemble and disassemble frequently.
Every time I check the valve timing with No1 intake tappet ( 9 degree from center).
目見当では良くないので、ゲージを作り7°にマークを付けてしまいました。これで何回ばらしても安心です。


I punched 7 degree point.
If I set the 0 point of the cam ring on this 7 degree point, the valve timing will be correct.
ディストリビュータを組み付けようとしたらベベルギアーがインペラーに干渉してしまいます。
図面上でギアーポンプのドライブギアーを書き忘れてしまったため起きています。オリジナルの図面にも書かれていません。このエンジンを作った方たちの写真を見ると皆さんここは苦労された事がわかります。この期に及んで初めて気がつきました。
まずベベルギアーのドライブ側ギアーの厚みを薄くしています。シャフト穴も5mmから6mmに変更しています。(これはコレットを使って作業しています)

When I started to install the distributor, the driven gear touched the impeller.
I must arrange it.
これは改造前のインペラーです。

Old impeller
改造後のインペラーです。ハブは取り外されてベベルギアーと一体化しています。またフィンは高さも長さもかなり小さくなっています。

New impeller.
It has drive gear boss and fin height and width is narrow.
こんな感じでセットされます。ようやっとリアーカバー内でドリブン側のベベルギアーとの干渉もクリアーできました。

Installed.
次いでベベルギアーのバックラッシュ調整です。リアーカバー内なので直接は見えません。LEDを中に入れてチェックします。


Next I had to check the backlash of the distributor gears.
I did it with LED.
こんな感じで見えます。ディストリビューター側にうすいスペーサーを入れて調整します。

ちなみに協育歯車の規格表を見ると
モジュール0.8 歯数20と40のかさ歯車では組立距離は22.5mm、16.46mmとなっています。図面上ではこの距離が確認できますが、実際は計測できません。

I can see the backlash.
0.3mmのスペーサーを入れました。

I made 0.3mm spacer.
ディストリビュータを組み付け、給排気管を付けてみるとぎりぎりです。全部試してみましたがここに取り付いたのはこの一個だけでした。後は全て干渉してしまいます。
ぎりぎりですがこちらは吸気管なので熱くはならないので心配はありません。
1番シリンダーの排気管はディストリビュータに排気が当たらないように曲げてありましたが、それは取り付きません。結局排気管だけははずして別に曲げた物を新たにロウ付けをし直しました。


Next stage, the distributor almost touched the intake pipe.
I checked all the pipes, and only two of them cleared this problem.
その他のシリンダーの給排気部もあまりにぴったりすぎて吸気部をクランクケース内に入れるとうまく取り付けられない物が出て来てしまいました。結局全てのシリンダーヘッドでこの部分を0.5mm程大きく削りなおしました。

手順としては
1:プッシュロッドをはずす。
2:ロッカーボックスをはずす
3:シリンダーヘッドをはずす
4:シリンダーヘッド固定具にセット
5:給排気管に切削くずが入らないよう栓をする
6:センタースコープを使って位置決めをする
7:切削

全てのシリンダーヘッドにこれをするので結構大変でした。

I milled the space for intake and exhaust pipe too tight. Some of them rejected to install the pipe assembly.
I enlarged it 0.5mm on 9 cylinder heads.
エンジンマウントもディストリビュータに干渉してしまいます。オリジナル図面はこの部分は切ってしまってあります。切ってしまうと強度がかなり落ちてしまうと考え、当たらないように切削だけにしました。
しかしこの状態だとディストリビュータがついているとこのマウントはリアーカバーに取り付けられません。ディストリビュータ取り付け前にリアーカバーにはめ込んでおくことが必要です。結構面倒ですが仕方ありません。
前からはいると良いのですが入りません。

Engine mount ring also touched the distributor. On the original, this portion is cut out.
ピストンの上死点をチェックする道具を作りました。今までは木の棒をプラグ穴からつっこんで手の感覚に頼っていましたが、これでしっかり確認できます。非常に信頼度が上がりました。


I made top dead center checker.
It acts very good.
こんな形をしています。先端部には1/4-32のネジが切ってありプラグ穴にぴたっとねじ込めます。

This is the TDC checker.
上死点チェッカーを使い点火時期をチェックしました。40°ごとに点火時期が来てしまいます。この点でディストリビュータが止まっていると12vで5A位電流が流れてしまいます。警告のLEDがつくようにしてはあるのですがしばらく調整しているうちに反応しなくなりました。パワートランジスタが壊れました。
コレクター損失30wのトランジスターに放熱器もつけ忘れ、12v5Aも流れれば壊れます。
新しい大きな物に付け替えました。放熱器も壊れたマザーボードに適当な放熱器がついていたのでそれをはずして使いました。

I made transistor ignition module.
If the hall sensor stopped on the magnet, current goes up to 5A on 12V and the power transistor will be damaged in this condition.To prevent this condition, alarm LED is built in, but in several minutes, this module was broken. I had to change the power transistor in big size with radiator.
ほぼ組み上がったのですがオイルの流入、排出パイプに自信がもてません。いったんはずして再チェック。オイルパスがギアーポンプに接続されていませんでした。オイルパス外径が8mm、穴も8mm、とおりはするのですがびしっとオイルポンプのネジ穴には当たりませんでした。少し拡張する必要があります。原典では0.05mm余裕を見ています。0.1飛びしかドリルが手元にありません。このドリルで拡張して、なおかつOリングで気密を保てるようにしなければなりません。Oリング溝をどのくらいにすれば大丈夫かこれから実物でチェックをします。ちなみにOリングはP4を使っています。


Almost all the troubles were settled but I was not sure the connection of the oil path to the gear pump. I checked them again and found that they are not connected to the pump.
I now start to widen the hole up to 8.1mm and make sure the air tightness with O-ring.

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