今回はシリンダーライナーです。形は単純ですが寸法がうるさいです。


This time I made cylinder liners.
The contour is simple but they need accuracy.

図面の一部です。 シリンダーに焼き嵌めしますので外形はシリンダー内径よりやや大きめ。内径はラップ後で38�oになるようにします。 Drawing for cylinder liner. The outer diameter is slightly bigger than inner diameter of the cylinder for shrink fit

外径50�oのD5　球状黒鉛鋳鉄で作りました。 Material: 50mm ductile cast iron.

切り子はらせん状になります。 Chips are spiral shape.

しかし粉塵様の粉もたくさん出ます。 この切り子は機械本体と同じ鋳鉄ですから、機械には優しくないですね。 あまりやりたくない作業です。 But massive cast iron powder was produced too. It's component is same as machine itself, it is not good for machine. I don't want to do it.

外形切削が終わりました。 Turning is finished

次いで内径切削です。 内径が38�oとなると、手持ち最大のシリンダーゲージが必要になります。 これは長さが長大で、芯押し台をテーブルから外れるところまで動かさないと計測できません。このくらいの大きさがこの機械で加工できる限界に近いですね。 今まで作ってきたエンジンは実物の1/4が多かったのですが、今回は2/5サイズにしました。これくらいが工作できる大きさの限界になるようです。機械の可動域に余裕がなくなり色々の作業が急激に難しくなります。 Then boring. For measuring 38mm, the maximum cylinder gage that I have is needed. This cylinder gage is very big on my lathe, I had to move the tail stock at the limit.

予備を含めて3個作りました。 画像はありませんが内径はラップをして38プラスマイナス0.01ｍｍに仕上げてあります。 Completed.

back to Harley index