2008-10-15 big mistake 大失敗
前回、ばらして再組付けを行いました。その後非常に調子よく２０分ほど回りガス欠で止まりました。
次に始動しようとしましたら全く始動しません。
いろいろ試した後プロペラを手でクランクしてみると完全な圧縮漏れ。スカスカになってしまいました。
これでは回りません。
バルブシートかリングを疑って再度ばらしました。
After reassembling, my engine ran well, but then it rejected to run again.
I could feel few compression on #2,3 5 cylinders.
I disassembled again.
 バルブシートの拡大写真です。金属片がバルブシートにめり込んでいます。 バルブ側は異常ありませんでした。 Under microscope I found many metal fragment sank into valve seat. |
 他のシリンダーも状態は似たり寄ったりでした。In another cylinder , the situation is almost same except for #1 cylinder. |
 実は分解したときに吸気パイプの長さの不揃いがあるので、＃２〜＃５吸気パイプを切断しました。切断後超音波洗浄機で簡単に洗浄はしたのですが・・・・切断しなかった＃１シリンダーのバルブシートです。 これは全くOK。もちろん圧縮もしっかりありました。 洗浄不足で切り子を咬んでしまったことが原因だったようです。 数秒の超音波洗浄では全く駄目だと言うことを思い知らされました。 This is the seat of #1 cylinder. I could not find any metal fragment. I cut #2 to #5 intake pipe to same length when I disassembled. I washed them with ultrasonic washing machine for very short time. Metal fragment was not removed and sank into valve seat. |
 せっかくバルブシートを再研削するのなら、 形をより完璧にし面圧を上げようと、３０度、６０度の２つのバルブシートカッターも作りました。 To reshape the seat, I made 30degree and 60 degree valve seat cutter. |
 左が６０度、右が３０度のシートカッター。焼き入れ前です。Left side is 60 degree seat cutter and right is 30. |
 別角度から。Another view. |
 焼き入れ後バルブステムと同じ5mmのドリルロッドにロックタイト固定しました。Heat treated and Locktited on 5.0mm drill rod. |
 シートカットしている様子。初めは非常に良く切れます。切り込みすぎないよう軽く当てるだけで十分なのですが、６〜７個切ると全く切れなくなります。顕微鏡で見ても刃先がだるくなっている様子は全くないのですが。 どうしてだか今のところわかりません。 Seat cutting. At the beginning the seat cutter cut very well but after 6 to 7 cutting it became dull. Under microscope the cutting edge is still sharp. I do not know why does it becomes dull after so short time. |
 バルブコンパウンド＃２４０ですりあわせをした後カッターで面を削りました。肉眼ではシートカッターが当たった所は光沢面になるのですが顕微鏡像ではあまりはっきりしません。 黄色矢印＝３０度領域 赤矢印＝４５度領域、バルブと接触 緑矢印＝６０度領域 Finished valve seat Yellow arrow shows 30 degree surface, red arrow 45degree and green arrow 60 degree. |
