今回はフライホイールです。　20年前はボブさんから鋳物で購入していますので作った経験がありません。
CNC加工も必要です。
ということで初期の段階でトライすることにしました。

92㎜砲金から加工します。 Lee Hogheson 9気筒エンジンのベアリングハウジングを作るときに買った材料の残りです。 トレパリング用に加工したヘールバイトでへこみ部分を切削します。 このバイトがあるかどうかで作業効率が全然違います。

切削が終わりました。

バンドソーで切断します。手作業で何とかなる範囲ですね。

CNCフライスにセットして肉抜きをします。

一発でうまくいくはず・・・だったのですが、大失敗。 移動高さが足りなくて中心部にガガガっと嚙み込んでしましました。 青くなりました！ 材料は大きくて高価だし、がっちり嚙み込んだし・・・

いろいろ考え、中心部は削り飛ばしてしまい、別の材料で作り直し、ロックタイト固定することにしました。

中心部は削り飛ばしCNC加工をしています。 削る範囲内は平面なので移動高さは気にしないでOKです。

肉抜きが終わり、面取りも済ませました。 ＣＮＣならではの作業です。

ブローチを使ってキー溝加工（2mmキー）をしています。 トラバースから購入し、お高かったですが非常に優秀です。 メトリックのものも売っていました。 購入までに2年ほど迷いましたが買ってよかったと思っています。

出来上がったフライホイールです。 実は最初の失敗の時に予期せぬ軌跡を切削し、その残像が下のほう二つの肉抜き部右側の面取り部に見えているのですが、まあ許容範囲として我慢しました。

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