2010-9-25 cylinder |
今回はシリンダーです。材料はFCD、球状黒鉛鋳鉄を使いました。手は真っ黒、機械の摩耗が気になりますがこれでないとエンジンはすぐに回らなくなるので仕方がありません。
頻回に掃除をしながら作業しました。防塵マスクは必須です。
This month, I made cylinders. I used cast iron. It made a lot of block
powder.
It will damage the machine and my lung. I used face mask and cleaned my
machine frequently
材料は50φ 主軸貫通穴にぶつかってしまいこれ以上長いものは切削がきついです。 既に試作品が完成しています。この試作品で段取りのチェックをしてあります。 50mm diameter. One test cylinder is already completed. |
シリンダーを旋削するための道具です。内径旋削以外はそれほど寸法がうるさく有りません。 All the staff for turning the cylinder. |
荒削りの様子です。 Rough cutting the cylinder. |
外形の仕上げ旋削が終わったところです。 Rough and fine cut is already finished. |
フィンカットをしています。 黄色矢印で示すダイアルゲージを使って溝の深さを管理します。 この段階では1.2tの突っ切りバイトで作業をしています。 Fin cutting. The depth of the groove is measured by the dial gauge. In this step I used 1.2mm thick ready made parting tool. |
monotaroから完成ステッキバイトが届き、これで溝幅(2t)のバイトを作りました。 能率がぐんと上がりました。 フィンが全て切れた状態です。 Fin cut In this step I used home brew cutting tool. |
0.3c面取りをしています。 フィン部には5度のテーパーがついています。CAD上では刃を3.3mm長手方向に動かし0.29mm送ると次の角に来ます。 実際は音を頼りに角を見つけそこから0.3mm切り込んでしまいました。 Chamfering. |
23mmドリル深さ60mmの穴をあけました。 23mm drilling. The depth is 60mm. |
ドリルで穴あけをした後はボーリングです。 内径をシリンダーゲージを使って計測しています After drilling, boring with boring bar. Measuring with cylinder gauge. |
仕上がり寸法は25.4mm(1インチ)。ラップ代を0.01取って25.39くらいに仕上がればOK(最高)です。 これは25.39ぴったりに仕上がりました。 25.38から25.40を目標にしています。この範囲に入るものですね。 25.39mm GOOD! |
旋削が終わりました。 All turning was finished. |
フランジとシリンダーヘッド固定用の穴をあけます。 シリンダーぴったりにふたをしてセンターを見つけました。 Next drill the flange and cylinder head fixing hole using the plug just fit the cylinder. |
センターファインダーを使ってセンター出しをしています。 Center finding. |
シリンダー固定穴をあけています。 drilling the hole on the flange |
ジグに固定してヘッド側穴あけをしています。 Drilling the hole for cylinder head fixing on the fixture. |
10個完成しました。 手順が全て完結した10個目で作業時間は3時間弱でした。むろん初めの1個はこの3倍くらいかかってしまいます。 Completed. It took about 3 hours to make last 10 cylinder. It took about 3 times for first one. |
クランクケースにセットしてみました。 On the crankcase |
次回は前回作ったグライダーが予想以上に良く飛んだのでもう一機同じものを作ります。
Next time I will build the hand launch glider, because the previous one
is better than I expected